まだまだ厳しい寒さの続いていた2月上旬。うちでは石油ファンヒーターをフル稼働させておりました。すぐに灯油を補充できるように、ポリタンクと給油ポンプを部屋の中で保管していました。
メタルラックの上をそおっと歩くみりんちゃんを横目にテレビをみていましたが、そこで予想できなかった事件が起きてしまいました。
みりんちゃんが、針金でくくりつけて立て掛けてあった給油ポンプの上に足を乗っけようとしたらしく、ポンプをケースごとひっくり返してしまったのです。バシャっという音とともに、中に溜まっていた灯油がみりんちゃんにふりかかってしまいました。
抱っこで浴室に連れて行き石鹸で洗ってみましたが、ベタベタと臭いがまったく取れず、そのうち部屋中に灯油の臭いが立ちこめ何とも酷い状態に。
何か策をとネットで調べていると、灯油中毒という恐ろしい情報を発見してしまいました。
猫の灯油中毒
- 皮膚についたままでいると、水ぶくれっぽく腫れ上がる事がある
- 眼に入ると結膜炎や角膜炎を起こす
- 舐めると吐き気や下痢を起こす
- 揮発したガスを吸うと咳き込みや呼吸困難を起こす事がある
もはや灯油スメル地獄と化した部屋に人間も具合が悪くなってきました。運悪く日付も変わろうとしていたので、救急の病院に一報を入れてみりんちゃんを急いで車にのせました。
救急病院から帰ってきたみりんちゃんです。
広範囲に灯油が付着していたため、毛を剃ってしまった方が早いということで下腹部~右下腿までバリカンをいれられてしまいました。その上でシャンプーをしてもらい、ようやくみりんちゃんから灯油の臭いが消えました。この事件があって大いに反省し、給油ポンプにはベランダで暮らしてもらう事にしました。
余談ですが・・・みりんちゃんが連れられていった診察室から「わぁ~~~♥」と歓声があがっていました。